墓じまい・墓石回収・永代供養の専門業者 ㈱美匠(びしょう)

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墓じまいブログ

墓じまいの流れと費用を簡単に解説!

「娘が遠くへ嫁いでしまった」

「子供がいないまま自分も年を取ってしまった」

 

様々な理由でお墓のお世話ができなくなってしまった方たちの間で広がっているのが、自分たちの代でお墓を終わりにする墓じまいです。

 

「考えてはいるけれど、周りに墓じまいをした人があまりいないのでどのようにするのか、いくらくらいかかるのかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。

 

そんな方のために、墓じまいの流れとその相場について解説します。

 

1.お墓の中を確認しておく

お墓の中の御遺骨の経過年数、状態を確認し、誰の御遺骨かが分かるようにしておきましょう。

 

2.墓じまいをすることを管理者に伝える

お寺や霊園など、そのお墓の管理者に墓じまいの旨を伝えましょう。

今までお墓を管理してくださったお礼の気持ちも忘れずに。

 

■かかる費用

霊園の場合:特になし

お寺の場合:離壇料

 

お寺の管理下にあるお墓を墓じまいするということは、そのお寺の壇家をやめることになるので、お世話になった気持ちをあらわすお布施が必要です。

だいたい法要一回分にあたる3~15万円ほどが相場です。

ニュースなどで数百万などの高額な離檀料を請求されてトラブルになるケースが報道されていますが、それは稀なことなので安心してください。

もし万が一トラブルになったとしても、離檀料はお礼の気持ちであり、何の法的拘束力もないことを覚えておいてください。

 

3.改葬許可申請をする

御遺骨を他のお墓や納骨堂に移動させる場合は、お墓のある自治体で改葬許可申請をしましょう。

散骨や自宅供養の場合は本来必要ありませんが、中には改葬許可申請がないと御遺骨は渡せないというお寺や霊園もあります。その場合は改葬許可申請の改葬理由欄に「自宅供養のため」と書いて提出しましょう。

 

かかる費用:特になし ※行政によっては稀に手数料が必要。数百円程度。

 

4.墓を撤去する業者を決める

公営霊園以外の寺院墓地、私営霊園ですと、指定の業者があるかもしれません。指定業者制度を設けておられない墓地であれば2~3の墓石屋さんに見積もりをしてもらって決めましょう。

 

かかる費用:お墓の撤去代

多くは、平米当たりいくらという計算の仕方をします。

広さ、難易度等で変動がありますが平均的な相場は15万円~30万円程度です。

 

5.御遺骨の取り出し・加工処理

撤去業者に御遺骨を取り出してもらいます。その後の御遺骨の行き先によって違いますが、洗骨や粉骨などの御遺骨のメンテナンスが必要になる場合があります。

 

かかる費用:御遺骨のメンテナンス代

だいたい一霊位で数万円程度です。

 

6.魂抜きをする

撤去工事までに、お墓に宿る魂を抜くお性根抜き法要を御住職様にしてもらわなければいけません。

 

かかる費用:御住職様へのお布施

相場は1~5万円くらいです。ですが、もし不安なら御住職様に聞いてみましょう。ですが、「いくらですか?」と聞くと「お気持ちで結構です。」とおっしゃることが多いので、「他の方はどれくらい払われてますか?」と質問すると聞きやすいです。

 

7.墓地の解体・撤去

いよいよ墓地を解体し更地にします。これで墓じまいは終了です。

かかる費用:4参照

 

■まとめ

墓じまいはまだ広がり始めたばかりです。

そのため、皆さんの中にも墓じまいに罪悪感を感じたり、周りに理解してもらえない方がいらっしゃるかもしれません。

また、費用面に関しても制度が確立されていなかったり、見積もりがうまくいかないこともあるでしょう。

 

費用、気持ち共にうまくいかない、整理がつかないままだということがないようにしっかりと考え、また新しい形でご先祖様を大切にできるようになるといいですね。