墓じまいブログ
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墓じまいをした後、御遺骨は処分されるの?新しい供養方法とは?
墓じまいについて最近ではテレビ番組でも多く取り扱われるようになったため、以前よりも私たちの生活にずいぶん身近な話題となってきました。
「墓じまいをしたあとはどうなるの?」
そう疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。
今までのお墓が無くなっても故人への敬意は忘れたくないものです。
そこで、今回は墓じまいをしたあとの御遺骨はどうなるのかを解説させていただきます。
□墓じまい後の御遺骨
お墓から骨壺や御遺骨を取り出したとき、汚れていることがよくあるため洗骨をおこなうことが望ましいです。
洗骨と同時に粉骨する事も可能で、粉骨することで様々な供養方法で供養を行うことができます。
また、もし供養方法で散骨をお考えの場合は、必ず粉骨を行う必要があるので注意しましょう。
*永代供養墓
お墓を引き継ぐ人がいなくなったり、お参りに来る人がいなくなったりした場合でも、その寺院や霊園が供養を続けてくれます。
個人で個別の墓石を使用することもありますが、基本的には共同で使用します。ある一定の供養期間後、同じ墓地や霊園にある永代供養墓に合祀されます。
その際、他の方の御遺骨と一緒に埋葬されるので、あとから取り出す事はできません。
*納骨堂
こちらも、納骨先が供養を続けてくれます。納骨堂によって供養期間や金額などが異なりますので、事前に確認しましょう。また、ここでは骨壺で納骨することが多いですが、骨壺の大きさなども制限があるので注意しましょう。指定された骨壺に収まりきらなかった御遺骨は、永代供養墓にて合祀されると良いでしょう。
*樹木葬
墓石の代わりに樹木をシンボルにしたお墓です。
樹木層は大きく二つに分けることができます。
・里山型樹木葬
山全体をシンボルとして考える葬儀方法です。
既に生えていた木や、新しく植えた木の根元や周辺に御遺骨を納骨します。
・公園型樹木葬
墓地として整備されている霊園の中にあります。
お線香をあげる場所なども確保されているためお参りしやすいことが特徴です。
都市部などにもよくあります。
*散骨
海や山などで行われます。
今後の維持費は必要ありません。但し、散骨場所や方法などに様々な規則があるので注意しましょう。
*手元供養
遺骨や遺灰を自宅に置くことで、常に亡き人を偲ぶ供養方法です。
小さな骨壺は勿論ですが、ペンダントなどのアクセサリーにして普段から身に着けることもできます。
□おわりに
墓じまいはご先祖様の供養をなくすものではありません。
私たちの生活に合わせた故人を偲ぶ別の方法を考えるものなのです。
今の「お墓」という形にとらわれず新しい供養の方法を考えてみてはいかがでしょうか。
株式会社 美匠は、墓じまいはもちろん、御遺骨の洗骨や粉骨、海洋散骨など各種サービスも行っております。
また、お客様に合わせた最適な方法でご先祖様を供養し続けるお手伝いを行っておりますので、御遺骨の供養方法についてもお気軽にご相談ください。